計装制御
差圧液面計のレンジ計算(密閉・開放)
液位・密度・取り出し口の高さから、差圧の下限・上限・スパンを計算します。
入力
液面と伝送器の低圧側を大気に開放します。
圧力を伝える管が導圧管、HP・LPは伝送器の高圧側・低圧側の接続口です。
下側の取り出し口を0とし、0以上で入力。
kg/m³
取り出し口の高さ − 伝送器中心の高さ。上なら正、下なら負。
上端=上側の気相取り出し口(液位上限以上)。上端の高さ − 伝送器中心の高さ。
kg/m³
LP側の管を満たす液の密度。
計算結果
入力値を入れて「計算する」を押してください
計算式
差圧はHP側の圧力からLP側の圧力を引いた値です。
$$ \Delta P(L)=\rho g(L+h_\mathrm{H})-C,\quad C=\begin{cases}0&\text{開放・乾式}\\ \rho_\mathrm{seal}g h_\mathrm{L}&\text{湿式}\end{cases} $$
$$ \mathrm{LRV}=\Delta P(L_\mathrm{min}),\quad\mathrm{URV}=\Delta P(L_\mathrm{max}),\quad\mathrm{span}=\rho g(L_\mathrm{max}-L_\mathrm{min}) $$
- $L_\mathrm{min}, L_\mathrm{max}$:下側HP取り出し口(タップ)基準の液位下限・上限[m]
- $h_\mathrm{H}$:HP取り出し口(タップ)の高さ − 伝送器中心の高さ[m]
- $h_\mathrm{L}$:湿式液柱上端の高さ − 伝送器中心の高さ[m]
- $\rho,\rho_\mathrm{seal}$:プロセス液・シール液の密度[kg/m³]
- $g$:標準重力加速度 9.80665 m/s²
- $\Delta P$:差圧 $P_\mathrm{HP}-P_\mathrm{LP}$[Pa]
LRVは液位下限に対応する差圧、URVは液位上限に対応する差圧です。LRVが正なら零点抑圧(zero suppression)、負なら零点立ち上げ(zero elevation)に相当します。
適用範囲と注意事項
静止した単一液を対象に、密度一定・HP管は同じ密度の液で満たす条件で計算します。
- 導圧管:HP側は測定液、湿式LP側はシール液で満たし、伝送器の両接続口は同じ高さとします。
- 液柱:気泡・液抜け・凝縮量・蒸発・密度変化は扱いません。湿式液柱の上端は上側の気相取り出し口と同じ高さです。
- 気相:気体の重さと流れによる圧力損失を無視し、上部圧力が両側へ同じように伝わる条件で計算します。
- 対象外:リモートシール、界面測定、異なる密度のHP封液、真空時の液柱保持、伝送器の耐圧・精度は判定しません。
- 設定と校正:LRV・URVを伝送器の設定範囲と照合します。既知の圧力を与える校正は別作業です。
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