吸収

ガス吸収の最小溶媒流量・液ガス比

向流ガス吸収の入口・出口組成と気液平衡組成から、最小液ガス比と運転に必要な溶媒流量を計算します。

入力

yAT出口ガスxAT入口吸収液yA1入口ガス入口ガスの流量xA1出口液塔頂(添字 T)塔底(添字 1)充填層x*A1入口ガス yA1 と平衡な液の組成(出口液の上限)
添字 1 は塔底、T は塔頂です。x*A1 は実際に流れる液の組成ではなく、塔底の入口ガス yA1 と平衡になる液の組成(出口液 xA1 が近づける上限)です。
mol%
mol%
mol%

溶質を含まない新しい吸収液では0。

mol%

同じ温度・圧力で、入口ガスと平衡になる液相の溶質モル分率。

倍

計算結果

入力値を入れて「計算する」を押してください

計算式

気相・液相の溶質モル分率を、溶質を除いた成分基準のモル比に変換します。

$$Y_A=\frac{y_A}{1-y_A}\qquad X_A=\frac{x_A}{1-x_A}$$

溶媒流量を減らすと、出口液の溶質濃度が高くなり、操作線は平衡線に近づきます。塔底で出口液が入口ガスと平衡になる限界を最小溶媒流量とし、このときの物質収支から最小液ガス比を求めます。

$$\left(\frac{L'_M}{G'_M}\right)_{\min}=\frac{Y_{A1}-Y_{AT}}{X^*_{A1}-X_{AT}}$$
$$L'_{M,\min}=G'_M\left(\frac{L'_M}{G'_M}\right)_{\min}\qquad L'_M=fL'_{M,\min}$$

作図では、操作線を次式で表し、平衡線は原点と入力した平衡点を結ぶ直線で近似します。

$$Y_A=Y_{AT}+\frac{L'_M}{G'_M}(X_A-X_{AT})\qquad Y_A^*\simeq\frac{Y_{A1}}{X^*_{A1}}X_A$$

実際の出口液組成は、塔全体の溶質収支から計算します。

$$X_{A1}=X_{AT}+\frac{G'_M}{L'_M}\left(Y_{A1}-Y_{AT}\right)\qquad x_{A1}=\frac{X_{A1}}{1+X_{A1}}$$

適用範囲と注意事項

定常状態の向流ガス吸収で、溶質を除いたガス・液のモル流量は塔内で一定とします。

参考資料

便覧

改訂七版 化学工学便覧

化学工学会 編集 / 丸善出版

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